過去にわたしはひどいイジメにあい、自分の居場所をなくしてしまった結果、死を選ぶことを考えました。かなりの暴言を吐かれたり、殴られたりして、この世は死ぬことよりも生きることの方が辛いと感じていました。

そんな死を勝る苦しみの中を救ってくれたのが、父と友人の存在でした。死を選ぼうとしていたわたしの行動を察して、父が一晩中に男泣きをしながら話を聞いてくれたり、友人がいじめられていたわたしに対して、何もなかったかのように優しく平等に接してくれた、その温もりに救われました。

そこからの経験で、わたしは大きく悟ったことがあります。それは、たった一人でも自分に寄り添ってくれる居場所があれば、人は生きる強さを与えてもらえるということです。わたしは、そんな心の居場所となるような施設をつくりたいと思って「心の実家」を立ち上げました。年々自殺する人が増えている日本で、一人でも多くの苦しんでいる人を救いたいと思っています。

心の実家は、あなたが本当に帰りたい場所と思ってもらえるような環境を整えて、誠心誠意寄り添ってまいります。